1.ビットマップイラスト集関連

(6) イラストを線画にする。

カラーのイラストを線画にする場合には簡単に変換する方法があります。Photoshopを使って説明しましょう。

まず「モード」メニューから「グレースケール」を選択してグレー画像にします。中間調は色合いが淡い方が都合が良いので(5)を参考にして調整して下さい。

次に「イメージ」メニューで「2階調化」を選択します。すると下のようなダイアログが現れてしきい値(黒白を分けるレベルで、値が小さい程白っぽい画像になる)を調整できるようになります。しきい値を示す△印(赤で囲った部分)をスライドして値を決定します。たいていは左の方に寄せた方が良い結果が得られますが、線が細るので適度にとどめます。

カラー画像を線画に変換すれば、好みの色で自由に彩色ができます。

線画に変換したところ。

この方法で作られた線画は完全に白と黒と分離した形になるため、解像度が十分でないと線の周りがギザギザした感じになります。これを避けるには2値化する前に解像度を大きく設定しておきます。印刷目標を300dpiとすれば、2値化前の解像度は600〜1200dpi程度に設定すると良いでしょう。

最近のレーザープリンタは600dpi以上の解像度を持っているので、レーザープリンタで印刷する場合には、2値化後もこの解像度のままグレーの中間調で着色をして下さい。この時、アンチエイリアス(色変化の激しい部分を中間的な色合いで補間して滑らかに見せる方法)のオプションは外しておきます。レーザープリンタできれいに印刷する方法は(2)レーザープリンタへの高品質出力を参考にして下さい。

カラーで着色する場合はデータの肥大化を避けるため、2値化後に解像度を元の300dpiに戻します。この過程でアンチエイリアス処理がなされ、線と背景の境界が中間色で補間されます。グレースケールのままでは彩色できませんから、「モード」メニューで「RGB」を選びカラー化します。商業印刷で利用する場合には、この時「CMYK」を選べば印刷に適した色で着色することができます。着色の際にはエッジ部分をなめらかに塗りつぶすために、アンチエイリアスオプションを選択しておいて下さい。