■オークションマナー

長年オークションに参加してきた経験から、そのノウハウをここに一挙公開! (参考にするのは自己責任でネ!)

★梱包には気をつけよう!

●商品はできるだけきれいに
最近はゴミかと思うほど汚い商品が届くことが多々ある。人に物を譲る時はきれいに掃除するのはあたりまえのマナーだと思っていたが、そうは考えない人が多いことに驚く。我が身で考えれば、汚い商品が届けば不快な思いをすることぐらいすぐにわかりそうなものだが、これも他人の事を考えない世相を反映してのことだろう。最低限のマナーとして表面の汚れやほこりを取る位のことはしたいものだ。

●緩衝材は多すぎず少なすぎず、梱包箱のサイズは適切に
商品を保護するためにエアークッション(通称プチプチ)やビニール等でくるむことは当然だが(中にはそれすらせずにむき出しで送る人がいる)、梱包箱の隙間を埋める緩衝材については配慮が足りない人が多い。緩衝材は基本的にゴミとなる物なので、最小限にとどめることが望ましい。間違っても新聞紙や週刊誌をそのまま隙間に詰めるようなことをしてはいけない。クッション効果が低いばかりか、届けば大量のゴミの処分に困ることになる。極端な例だが、そうした詰め物が商品の容積よりも遥かに大きいケースもあった。重量制の場合は送料にも関わるので十分注意すべきである。

逆に隙間を埋めずにスカスカの状態で送る人がいるが、輸送中に中で商品が踊って最悪破損にもつながる。売った商品は安全に落札者の手元に届くよう責任を持って梱包しよう。

梱包箱は商品よりやや大きい程度がベストだが、なかなか適当な箱を入手することは難しい。手間はかかるが大きい箱はカッターで切りつめ、適当な大きさに加工する。あまり箱が小さいと、輸送中どこかにぶつかった時に中身が破損する可能性があるので、ギリギリの大きさは避けたいものだ。サイズ制の宅配便を利用する時は、相手の送料負担が少なくなるよう、サイズ範囲を常に念頭におきたい。

●緩衝材は見栄え良く
乱雑に新聞紙や広告を丸めてやみくもに詰めるのは、実用的には問題無いにしろ見た目がいかにも悪い。特に細かく破ったようなものは梱包材としての再利用もしにくい。そこで長年の梱包歴から理想的な方法を考えたので、右欄を参考にして実践して欲しい。

●プチプチの再利用
プチプチは商品の保護に最適なので、できればゴミとして廃棄せず再利用したいものだ。しかしガムテープ等の粘着性の強いものは、開梱の時にシートを破ったりテープが残ったりして素材を痛めてしまう。それを避けるためにできるだけ梱包用の厚手のフィルムテープを使うようにしよう。ホームセンター等で売られている1巻100円程度の格安テープで十分だ。貼る時は軽く押さえる程度にしておく。そうすれば開梱の際にテープだけきれいに剥がせるので、プチプチを再利用しやすくなる。なお、プチプチは空気のふくらみがある方を内側にするのがコツだ。外側はツルツルなので、テープを貼り付ける時はきっちりと、剥がす時は容易に取り去ることができる。

●気配りを忘れずに
ごく稀なケースであるが、梱包材の上に香水をふったり、一言あいさつ文が添えられていたりと、実に気配りされた梱包で届くことがある。こうした出品者は梱包も丁寧で商品も良質なことが多い。やはり普段の行いが梱包にも反映されるのだ。

ただし、中には商品状態が掲載よりも悪いことを意識して、落札者からの悪評価を避けるための対策に利用する人がいることは残念だ。

★きれいな梱包の実践!

●新聞紙をきれいに丸めて規則的に配置
新聞紙は緩衝材として実に都合が良い素材だ。丸めればクッション効果も高くて意外に丈夫である。大抵どこの家にもあるし、紙なのでリサイクルに回せる他、切れ端や汚れがあっても燃えるゴミとして出せる。

しかし、いかに優れた素材でも使い方を誤れば逆効果だ。特に新聞を丸めずにそのまま詰め物として入れたりすれば、重量ばかりがかさみ緩衝材としての役目はほとんど果たさない。身勝手な人は処分に困った新聞をゴミを処分するつもりでやたらと詰め込んだりするので、受け取った人はたまったものではない。

最小限の新聞紙で最大限の緩衝効果を出し、更に見栄えもきれいな方法を考えたので、皆さんも実践してみてはいかがだろう。

<手順>
1.新聞紙を端から内側に丸めるように巻き込んでいく。少ない量でクッション効果を高めるためだ。量が少なければ重量も軽減され(荷物も軽くなる)、処分する側も手軽になる。下図の左が上から見た状態で、右が下から見た状態。新聞紙は長方形なので、丸く形を整えるのはやや難しいかもしれない。鏡もちのようになるので、円形に近いほどきれいに見える。広げれば元の薄い紙に戻るので、リサイクルにも都合が良い。また、廃棄するにしても簡単だ。

2.箱の底(商品の下)に敷き詰める。円形の端通しが接する程度で良い。均一に重量がかかるのでクッション効果も高く、単に新聞紙を丸めて入れるより少ない量で済む。

★誠実に取引しよう!

●身元をきちんと明らかにしよう
最近出品者の中で自分の住所等の連絡先を一切明かさない人が格段に増加している。個人情報の保護意識もあるし、特に女性は警戒しての意味もあるのだろう。昨今の世相がこのような出品者を助長している点は否めない。しかし、落札者の立場からすれば自分の個人情報を与えながら、得体の知れない相手との取引は不安極まりないものだ。どうせ伝票には住所等が書かれているのだから、別に落札者にあらかじめ知らせても問題無いはずだ。こうしたプライバシーの行き過ぎた保護意識は、やはり自己中心的に物事を考える人が増えている証拠だろう。

●掲載文に無い取引方法は事前に質問で確認しよう
オークション終了後に落札者が勝手に配送方法を指定したり、直接受け渡しを求めるケースがある。対応できる場合もあるが、一方的な提示は出品者にとって迷惑なことも多い。希望に沿えるかどうかをあらかじめ質問で出品者に尋ねるのがマナーだ。

●取引条件は掲載文に明記しよう
オークション終了後に出品者が梱包材の代金等を別途請求したり、必要以上の送料を要求するケースが稀にある。確かに送付に伴う金額に明確な規定は無いが、落札者にとっては想定外の出費となり迷惑だ。へたに意見を告げると落札者都合で落札を取り消したり悪評価をつけたりするので始末が悪い。また、宅配業者は大抵持ち込み割引を設けているが、持ち込みしているにもかかわらずその分まで請求し着服するせこいケースもある。持ち込み分の労力や交通費としての実費という言い訳もわからないでもないが、ならば掲載文でその旨を明記するのがマナーだろう。当然入札者はその分も考慮して入札価格を決めるのだから。